【できる子とできない子は何が違う?】「ちゃんと失敗する子の育て方」【書評・要約】

【できる子とできない子は何が違う?】「ちゃんと失敗する子の育て方」【書評・要約】
  • 「なんでうちの子どもは、ほかの子よりうまくできないんだろう」
  • 「どうしてこんな簡単なことが理解できないんだろう」
  • 「どうしていつもテストで悪い点数をとってくるんだろう」
ケイシン
ケイシン

子どもの将来を心配するからこそ、勉強ができる子どもになってほしいと悩んでいませんか

実は、できる子になるために必要なことがあります

ケイシン
ケイシン

それが、失敗をすること、そして、その失敗から学ぶことです

失敗をすることで、「自分のできないこと」「わからないこと」に気づくことができ、できなかったことができるようになることで人は成長していきます

私は、ちゃんと失敗する子の育て方(高濱正伸・西郡文啓 著/出版・総合法令出版株式会社)を読んで、失敗することの大切さに気付くことができました

この記事では、ちゃんと失敗する子の育て方を読んで得られる学びに触れながら、私が実践している内容について解説していきます

この記事でわかること

  • 失敗からの学び
  • 変化の激しいこれからの社会で、子どもに身に付けさせたい「生きる力」
  • 親に求められる姿勢
ケイシン
ケイシン

僧侶&チャイルドコーチングアドバイザーの資格をもつ私が、本書を読んで学んだ内容を解説していきます

本書の概要

概要

本書では、 「西郡学習道場」 でのメソッドを中心に、子どもたちがこれからの時代を生き抜く力を育てる方法が詳しく記されています

こちらが本の概要です

タイトルちゃんと失敗する子の育て方
著  者高濱正伸(たかはま・まさのぶ)
西郡文啓(にしごおり・ふみひろ)
出 版 社総合法令出版
価  格¥1,300.-+税
初  版2018/6/9
ページ数184ページ
本の内容第1章 「成功するための方法」はいらない
第2章  受験にも将来にも必要な「生きる力」
第3章 「自分事」としての勉強を身に付ける 
第4章  子育ての極意は「子離れ」
第5章 「親の背中を見て育つ」の本当の意味

著者プロフィール

高濱正伸(たかはま・まさのぶ)

花まる学習会代表、NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長
1959年熊本県人吉市生まれ。東京大学大学院農学系研究科修士課程修了
1993年、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立
95年には、小学校4年生から中学3年生を対象とした進学塾「スクールFC」を設立
保護者などを対象にした講演会も多数開催している
障がい児の学習指導や青年期の引きこもりなどの相談も受け続け、NPO法人「子育て応援隊むぎぐみ」として運営している

(本プロフィールはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

西郡文啓(にしごおり・ふみひろ)

花まるグループ西郡学習道場代表
1958年生まれ。熊本大学教育学部卒業
「花まる学習会」に設立時から参加
「スクールFC」の立ち上げを経て、花まるグループ内に「子ども自身が自分の学習に正面から向き合う場」として「西郡学習道場」を設立する
2015年度より「地域おこし協力隊」として、佐賀県武雄市で「官民一体型学校」の指定を受けた小学校「武雄花まる学園」にて、学校の先生とともに花まるメソッドを浸透させる
さいたま市の委託を受け、市内の全小・中学校を対象に、放課後や土曜日を使って子どもたちの基礎学力の向上や豊かな人間性を育むことを目的とした「チャレンジスクール」の運営に尽力中

(本プロフィールはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

本書を読んだ学びと要約

失敗から学ぶ

失敗で自分自身を見つめ直す

ケイシン
ケイシン

「失敗」をすることで、現在の自分自身を見つめ直すことができます

「失敗」と、その反対語である「成功」ということばを辞書で調べると、次のような意味が載っています

失敗
物事をやりそこなうこと
成功
物事を目的どおりに成し遂げること

2つのことばからもわかるように、物事をやりそこなうことで「失敗」し、物事を成し遂げることができれば「成功」です

やりそこなって「失敗」した事でも、 「できない」「わからない」 の原因を考えて、成し遂げることができれば、物事は成功するということです

ケイシン
ケイシン

「できないこと」を「できるようにする」力を身に付けるためには、失敗から学ぶしかありません

「失敗」から現在の自分自身の「できない」「わからない」に気づくことができる

私たち親は自分が歩んできた経験から、生きていくうえには、様々な困難や壁が立ちはだかることを知っています

ケイシン
ケイシン

だからこそ、子どもにはなるべく、その困難を避けてあげたいと思い、手を貸すことが多くなってしまいます

しかし、子どもが一人の自立した人間として歩んでいくために、人生で起きる問題は、すべて自分で解決していくしかありません

つまり、問題に直面した時に、自分で対応していく力が必要になります

これから生きていくうえで必要な「自分で対応していく力」は失敗と向き合うことで育っていく

学習に必要な「向上心」と「学習意欲」

学習とは

GOOD
できないことをできるようにする
わからないことをわかるようにする
BAD
ただ机の前に向かって勉強している
誰かにやらされている
ケイシン
ケイシン

「できないことをできるようにする」「わからないことをわかるようにする」ことが、学習の目的です

そこで必要になることが「失敗すること」です

「失敗」し、自分の「できない」「わからない」に気付くことで、「できるようになりたい」「わかるようになりたい」という気持ちが湧き上がってきます

しかし、私たち親は、「学習」の目的を明確しないままに、子どもに自分から勉強する方法を身に付けてほしいと思っています

ケイシン
ケイシン

どうすれば自分から勉強するようになるかがわからず、ただ机の前に向かって勉強していれば良いと思っている人も多いのではないでしょうか

子どもに自分事として勉強する方法を身に付けてほしいと願うのであれば、子ども自身が「やらされている」ではなく「やってやろう」と思えることが必要です

自分で考え取り組んでいったものしか自分の中には残りません

自分事として勉強するためにも、「できないこと」に気付き、それを「できるようになる」感覚を身に付けることが必要です

そうすれば、勉強が面白いと感じるようになり、もっとやりたいという「学習意欲」が生まれます

そして、勉強が楽しくなると、「もっと学びたい」「もっといろいろなことを知りたい」という「向上心」も生まれてきます

ケイシン
ケイシン

向上心」と「学習意欲」があれば、子どもはどんどん成長していくことができます

「できないことをできるようにする」「わからないことをわかるようにする」 が学習の目的

できないことができるようになれば、 「もっと学びたい」「もっといろいろなことを知りたい」 という「向上心」と「学習意欲」が生まれる

生きる力を身に付ける

変化が激しく、答えのないこれからの時代を生き抜くために、子どもに身に付けてもらいたい力があります

ケイシン
ケイシン

それが「生きる力」です

本書では「生きる力」を7つの力に分けて解説しています

7つの生きる力

  • 自律する力
  • 見極める力
  • 試行錯誤する力
  • 殻を破る力
  • 面白がる力
  • 言語化する力
  • やり遂げる力
自律する力
● 当たり前の生活習慣やモラル、マナーを守る
● できたふりをしない
● 自分をごまかさない

自分を律する第一歩が当たり前の生活をする習慣を身に付けることです

ケイシン
ケイシン

当たり前の生活 とは、「朝食を食べる」「十分な睡眠をとる」「歯を磨く」です

次に、「きちんと挨拶をする」「時間を守る」「約束を守る」といったモラル、マナーを身に付けるとともに、自分に正直になることが自立する力を身に付けるために求められています

見極める力
● ものごとの動きや他人の心など、目に見えないものを感じる
● 目の前の人や物事の本質を見抜く
試行錯誤する力
いろいろなことにチャレンジする
● 失敗したら、また別のやり方を考える
殻を破る力
一度完成させた自分の「殻」を破壊する
● 成功を終わりにせずに、次の挑戦の始まりにする
● 意識しなくても当たり前のこととして挑戦する
面白がる力
遊びと同じようにワクワクした気持ちで勉強する
● ただ楽しいだけではなく、夢中になって能動的に遊ぶ
言語化する力
自分の気持ちなど、あらゆることを言語化して蓄積する
● 言いたいことを他人に的確に伝える
やり遂げる力
● 一つのことを最後までやり抜く
● 自分の限界を破り、可能性を広げる

変化が激しく答えのない時代を生き抜くためには、誰かが用意してくれた答えを基準に行動していてはいけません

大事なことは、その答えが何かを子ども自身が自分で考えて行動していくことです

ケイシン
ケイシン

これからの時代を生き抜くために必要な「7つの生きる力」を身に付けていくためにも、親が普段の生活から意識して、行動していくことが大切ですね

親に求められる姿勢

親に求められる姿勢

  • 子どもの成功について考える
  • 親の期待を押し付けない
  • 子離れをする

子どもの成功について考える

将来子どもにどうなってほしいのかという目的がわからなければ、どういう子どもに育てば成功かがわかりません

ケイシン
ケイシン

わからないから、世間に合わせて「良い学歴を与えよう」「とにかく勉強させよう」と思ってしまいます

そこで思考停止してはいけません

子どもの人生の成功を、子どもと一緒に考えることも、親に求められる役割です

「どんな子どもに育ってもらいたいか」を子どもと一緒に考えてサポートする

親の期待を押し付けない

ケイシン
ケイシン

親が子どもに期待を抱くことは当然です

しかし、その期待が子どもと向き合うことで抱いたものではなく、親自身の見栄や世間体にとらわれたものであれば、親の期待を子どもに押し付けてしまうことになります

幼く見えても子どもも一人の人間です

子どもは親を満足させるために存在しているわけではありません

親の期待を裏切ってまでも、子どもが自分のやりたいことに向かって歩んでいくのであれば、それも大きな成長です

子ども自身を基準にすれば、どんな子どもでも絶対に伸びていきます

親には、自分の期待を押し付けるのではなく、子どもが自分に向き合う機会をつくってあげることが求められています

周りと比べるのではなく、過去の子ども自身と比べて成長できていることに目を向ける

ケイシン
ケイシン

子どもの成長を願うなら、親の期待と子どもの選択が違っていても喜べますね

子離れをする

ケイシン
ケイシン

「子育て」の究極は「子離れ」することです

子どもに手を掛け過ぎてしまうのは、子どものことが心配だからです

しかし、その心配はいつまでしなければならないのでしょうか

明日?
来年?
成人するまで?

心配し始めればキリがありません

子どもの自立のためには、親は手を掛けるのではなく、手を離す必要があります

親が子どもから離れてあげないと子どもは自立できません

親は目の前の子どもと真剣に向き合い、心配よりも信頼する姿勢が求められています

子離れは、子どもが一人の人間として育っていくことを、親が受け入れていくこと

ケイシン
ケイシン

親も子どもと一緒に成長していきましょう

本書から学び実践していること

学びから実践していること

  • 夫婦で子育ての目的を共有する
  • 信頼して見守る
  • 親も失敗から学ぶ

実践①:夫婦で子育ての目的を共有する

before

  • 漠然としか子どもの成功を考えていなかった
ケイシン
ケイシン

この本を読むまで、どんな子どもになってほしいか、妻も私も漠然としか考えていませんでした

そのため、妻が小学校の勉強だけでは学力がつくかどうか不安だと言えば、「どうやったら家庭での勉強時間を確保できるか」「机に向かう時間をどうやって増やすか」ばかりを考えていました

after

  • どんな子どもになってほしいか、夫婦で共有している
ケイシン
ケイシン

夫婦で子どものことを話し合うきっかけになりました!

自分で考え行動できる子どもに育ってほしい

私たち家族の目的をはっきりし、夫婦で共有することで、子どもにとって何が必要かを考えた行動をとることができています

実践②:信頼して見守る

before

  • 子どもを心配するあまり、転ばぬ先の杖を渡していた

大人は自分の歩んできた経験から、このままいくと失敗するなということがわかるようになってきます

ケイシン
ケイシン

私も、子どもには失敗してほしくないと思い、「転ばないようにする」ために、先回りして答えを渡してしまっていました

after

  • 子どものことを信頼し見守るようになった
ケイシン
ケイシン

大事なことは「転ばないようにする」ことではなく、「転んだあと、自分で立ち上がる」ことだと気付かされました

「失敗しても、そこから学び、自分で考えて行動できるようになってくれればいい」と意識することで、子どもへのアプローチの方法も変わりました

そして、子どもが失敗して落ち込んでいるからこそ、寄り添い、そこからどうやったらうまくやることができるかを一緒に考えることができるようになりました

実践③:親も失敗から学ぶ

before

  • 子育ては失敗してはいけないと思っていた
ケイシン
ケイシン

親の影響で、子どもの人生が変わると思うと、無意識のうちに絶対に失敗してはいけないと思っていた気がします

after

  • 親も失敗して当たり前と思うことで、気が楽になった

失敗せず完璧な人間はいません

ケイシン
ケイシン

私自身の人生を振り返ってみても、うまくいかないことの繰り返しでした

だからこそ、その都度、どうやったらうまくいくかを考えながら、人生を歩んでききていました

それにも関わらず、子どもの前では自分自身、「完璧でなければならない」と思い込み、その完璧さを子どもにも求めていたような気がします

しかし、失敗し試行錯誤を繰り返すことで成長できるということを改めて確認できたことで、気持ちが楽になりました

ケイシン
ケイシン

失敗して当たり前と意識することで、子どものありのままを受け入れることができるようになりました!

まとめ:現実を見つめることがスタート

今回の記事では、子どもに「できる子」に育ってほしいと悩んでいるお父さん、お母さんに向けてちゃんと失敗する子の育て方(高濱正伸・西郡文啓 著/出版・総合法令出版株式会社) を紹介しました

この記事の内容

  • 失敗からの学び
  • 変化の激しいこれからの社会で、子どもに身に付けさせたい「生きる力」
  • 親に求められる姿勢
ケイシン
ケイシン

失敗したときに大事なことは、ものごとをありのままに見つめることです

ありのまま見つめる
● 失敗したという結果から逃げない
● 言い訳をしたり、人のせいにしたりしない
● 現実を受け入れる

失敗を受け入れて、何がいけなかったのかを良く考え、現実を見つめることで、成長に向かってスタートすることができます

ケイシン
ケイシン

それは、子どもだけでなく私たち親も一緒です

子は親の背中を見て育つといいます

でも、見ているのは、たくましく大きな背中だけではありません

子どもに見せたくないような姿でも、子どもはいつも親を見ています

子どもの成長を願うなら、親も学び、成長していかなければなりません

「育児」は「育自」

子どもを通して、親自身も育てられています

発明王エジソンは次のようなことばを遺しています

私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。

I have not failed. I’ve just found 10,000 ways that won’t work.

失敗しても、それは、その方法がうまくいかなかっただけです

失敗から自分自身を見つめ直し、試行錯誤しながら、子どもと一緒に歩んでいきましょう

ケイシン
ケイシン

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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