子どもの自主性を育む第一歩!家庭の教育方針を決めて子どもの自立を促そう!

子どもの自主性を育む第一歩!家庭の教育方針を決めて子どもの自立を促そう!
  • 「子どもの自立のためには何が必要なんだろう」
  • 「子どもが自立するための方法について、ネット上に情報が多すぎてどうしていいかわからない」

子どもが自分で考え行動できるようになってほしいと願うのは親として当然の感情です

しかし、子どもの自立のためには何が必要で、何から始めたらいいのかわからないお父さんお母さんも多いのではないでしょうか

ケイシン
ケイシン

私も、子どもの将来のことをで、何からはじめたらいいかと悩んでいました

実は、その悩みを解決するために、すぐに行動に移せる方法があります
それが、教育方針を考えることです

子どもの教育方針子どもにどう育ってほしいかという方向性が定まっていなければ、どこに向かって進んでいけばいいか迷ってしまうからです

教育方針を考えることで、子育てで選択を迫られた時のひとつの判断基準となります

私たち家族は、心豊かに成長してほしいという方向性を決めることで、子育てをしていると迫られる多くの選択の場面で、悩むことが少なくなりました

この記事では、子どもの自立について考えるときに、はじめに教育方針について考える理由について教えます

この記事を読むと、子育てで迫られる多くの選択の場面で悩むことなく、子どもにとって何が一番大切か、各家庭の教育のめざすところを決めることができます

結論は、教育方針設定することで、これからの子どもの教育についてのひとつの指針となり、多くの場面の判断基準になります

この記事でわかること

  • 教育方針とは何か
  • 教育方針を決めたほうが良い理由
  • 教育方針を決めるポイント
ケイシン
ケイシン

僧侶&チャイルドコーチングアドバイザーの資格を持つ私が、教育方針を考えるための方法について解説します

教育方針は子育ての方向性

教育方針という言葉は、学校や塾など、教育に関わる施設で目にする機会も多いフレーズです

教育方針に掲げられている内容から、子どもにどのように育ってもらいたいかという願いを理解することができます

つまり、教育方針とは、子どもにどう育ってほしいかを示した方向性のことを指しています

目的・目標との違い

方針と同じような意味で使われる目的」「目標という言葉があります
それぞれの意味について、なんとなく理解はしているけど、いざ説明するとなると、意外とできない人も多いのではないでしょうか

そこで、目的について考える前に、 「目的」「目標」「方針」 の意味と違いについて解説していきます

目的
「成し遂げようと目指す事柄」
「行動の目指すところ」
目標
「目的を達成するために設けた、めあて」
方針
「めざす方向」
「ある事柄を行ううえで、基本とする行き方」

「何を実現したいのか」といった最終的に実現したい内容が目的です

そして、目的を実現するために、目的達成までの過程を具体的に設定していくことが目標です

目的を達成するために必要なことは何かを考えた結果、出てきた要素が目標であり、具体的な数値で示されます

そして、目的をどんなやり方で達成するかという、目的達成に必要な行動のスタンス・姿勢が方針です

目的を考えることで、目的を達成するためにどのような目標設定が必要なのかを考えることができます

さらに、目標を定めたことで、目的達成にはどのような方針を打ち出せばいいのかということを考えることができます

「①目的」→「②目標」→「③方針」 の順番で考える

子どもの教育に限らず、物事を考えるときには、目的・目標・方針の順番で考えることで、物事の目指すべき方向性を明確な状態で表現できるようになります

ケイシン
ケイシン

教育方針は子どもにどう育ってほしいかを示した方向性!教育方針を決めるためには、教育の目的をはっきりさせる必要があります!

家庭の教育方針を決めたほうが良い3つの理由

ここまで、「目的」「目標」「方針」の意味と違いを解説してきました

ケイシン
ケイシン

ここからは、家庭の教育方針を決めたほうが良い理由について解説します は?

教育方針を決めたほうが良い理由

  • どんな子どもに育ってもらいたいのかを考えるきっかけになる
  • 教育や習い事の判断基準になる
  • 家族で考えを共有することができる

理由①:どんな子どもに育ってもらいたいのかを考えるきっかけになる

教育方針を決めたほうが良い理由の1つ目は、どんな子どもに育ってもらいたいのかを考えるきっかけになるからです

「目的」「目標」「方針」の意味と違いからもわかるように、目的があってこそ、方針が定まります
教育方針も同じで、目的に向かうための行動姿勢が教育方針です
つまり、どんな子どもに育ってもらいたいのかという目的を改めて確認するきっかけになります

  • 思いやりのある子
  • 自分に自信が持てる子
  • 友だちを大切にする子
  • 社会で自立できる子
  • 自分らしさのある子

具体的な例をあげるときりがありませんが、このように、子どもに将来どんな大人になってほしいのかを考えるきっかけにもなります

どんな子どもに育ってもらいたいのかを真剣に考えるためにも、子どもの教育方針について考えましょう

理由②:教育や習い事の判断基準になる

教育方針を決めたほうが良い理由の2つ目は、教育や習い事の判断基準になるからです

教育方針を考えることで、学校選びや、習い事を選ぶ基準ができるので、育ってもらいたい子どもの目的にあった教育や習い事を見つけることができます

どんな子どもに育ってもらいたいのかという目的を達成するための手段は無数に存在します
家庭での教育や習い事も、その目的を達成するためのひとつの手段です

資金や時間などが限られた中で、子どもにとって最も効果が見込めるものを選択していくためには、判断基準が必要です

  • 家庭での教育や習い事をさせるのか
  • いつ始めるのか
  • 何をさせるのか
  • どのくらいの頻度でさせるのか

子どもの教育について判断を迫られる場面はたくさんあります

もし、教育方針がなければ、どんな選択をするべきかわからない状態になり、その結果、全く効果がないものに資金や時間を費やすことにもなりかねません

限られた資金や時間の中で、子どもの目的にあった教育や習い事を見つけるためにも、 子どもの教育方針について考えましょう

理由③:家族で考えを共有することができる

教育方針を決めたほうが良い理由の3つ目は、家族で考えを共有することできるからです

子どもの教育について考えるとき、子どもと親という複数人が存在します
人数が複数存在する場合、意識や行動を1つの方向に向かわせることが求められます

教育方針があれば、それに沿った行動を考えることができるので、家族で意識や行動を共有しやすくなります

さらに、家族で教育方針を共有することで、「お父さんとお母さんの言っていることが違う」といった教育方針の違いを防ぐことができます
また、教育方針の違いによる夫婦喧嘩なども防ぐことができます

家族の意識を共有し、行動の方向性を決定づけるためにも、 子どもの教育方針について考えましょう

ケイシン
ケイシン

家庭の教育方針を決めるメリットは多いですね

家庭の教育方針を決めるときの4つの注意点

ケイシン
ケイシン

ここまで、「教育方針を決めたほうが良い理由」について解説してきました

「教育方針を決める」と聞くと、立派なことを考えるように言われていと感じるかもしれませんが、ポイントさえ押さえていれば、難しいことではありません

ここでは、家庭の教育方針を決めるときの注意点について解説します

教育方針を決めるときの注意点

  • 子どものことを第一に考える
  • 親の役割を明確にする
  • ほかの家庭と比較しない
  • 家族で一緒に考える

注意点①:子どものことを第一に考える

教育方針を決めるときの1つ目の注意点は、子どものことを第一に考えることです

子どもの意向や適性を考え、子どもが成長できる環境を整えることも親の役目です

例えば、本を読むことが好きな子どもに、外で友達と遊んでほしい気持ちから「外で遊んできなさい」というのは、親の理想の押し付けになってしまう可能性があります

親の理想ばかりを押し付け、子どもが望んでいないことばかりをさせたり、子どもの特性にまったく合っていないものを勧めたりすることは、子どもの成長を妨げる可能性もあります

教育方針を決めるときには、子どもの長所好きなこと・興味のあることを観察し、子どものことを第一に判断していく必要があります

注意点②:親の役割を明確にする

教育方針を決めるときの2つ目の注意点は、親の役割を明確にすることです

子どものことを第一に考え、親の理想に走りすぎないためにも親の役割を明確にしておくことは大切です

どんな子どもに育ってもらいたいのかの方向性を示すことが教育方針の考え方です
親の理想を追い求めるような親中心の教育方針にならないためにも、親の役割を明確にする必要があります

注意点③:ほかの家庭と比較しない

教育方針を決めるときの3つ目の注意点は、ほかの家庭と比較しないことです

子育てをしていると、本当はよくないとわかっているのに、つい他の子と自分の子を比べてしまうこともあるのではないでしょうか
比較自体は悪いのではなく、比較によって優劣をつけてしまうことが問題です

これは教育方針を決めるときも同じで、他の家庭の教育方針と比べて優劣をつける必要はありません

あくまでも教育方針は自分の子どもがどのように育ってほしいのかという方向性を示したものです

教育方針はほかの家庭を真似して決めてもうまくいくとは限りません
子ども自身のがんばりや成長に目を向けるためにも、ほかの家庭と比較しないことが大切です

注意点④:家族で一緒に考える

教育方針を決めるときの4つ目の注意点は、家族で一緒に考えることです

家族で一緒に考えることで、教育方針を共有でき、自分一人では気づくことができない考えや言葉を引き出せることもあります

また、話し合いがない状態で教育方針を決めてしまえば、独りよがりの考え方になり、他の家族がその教育方針に沿った行動をしなければ不満を抱えてしまう可能性もあります

結果として、家族の関係性が悪くなるといった悪循環に陥ってしまう危険もあるので、教育方針を決めるときには、家族で一緒に考えることが必要です

ケイシン
ケイシン

注意点に気を付けながら、家庭の教育方針を考えてみましょう

まとめ

今回の記事では、教育方針について考えるときにおさえておきたいポイントについて解説してきました

この記事の内容

  • 教育方針とは何か
  • 教育方針を決めたほうが良い理由
  • 教育方針を決めるポイント

子どもの教育について考えるとき、教育方針を決めたほうが良い理由や注意点を理解したうえで、子どもにどのように成長してほしいのかを整理しましょう

教育方針を決めたほうが良い理由

  • どんな子どもに育ってもらいたいのかを考えるきっかけになる
  • 教育や習い事の判断基準になる
  • 家族で考えを共有することができる

教育方針を決めるときの注意点

  • 子どものことを第一に考える
  • 親の役割を明確にする
  • ほかの家庭と比較しない
  • 家族で一緒に考える

ここで、一つ気を付けておくべきことがあります
それは、必要があれば教育方針をその都度見直していくということです

基本的に、子どもにどう育ってもらいたいかという目的はあまり変わりませんが、教育方針はライフイベントや周囲の環境の変化、子どもの成長によって、多少の変化が起こる可能性があります

そのため、子どもの成長に合わせて教育方針を見直していくことも大事です

家庭環境や子どもの個性に合った教育方針を考えよう

教育方針を考えるだけで、直接子どもが成長するわけではありません
しかし、教育方針を考えることができれば、親として子どもの成長をサポートすることができます

私たち親は、子どもを育てる存在であると思いがちですが、本来、子どもには自ら育つ力が備わっており、自ら育っていくことができます

そのため、私たち親にできることは、子どもの「自ら育つ力」を十分に発揮できるようサポートすることです

子ども持っている「自ら育つ力」を活かし、「自ら育っていく」ためにも、家庭環境や子どもの個性に合った教育方針を考えましょう

ケイシン
ケイシン

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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